ブドウ畑

11本それぞれに歴史が秘められた75万本あまりのブドウ樹からなる庭園・・・シャトー・ラトゥールのブドウ畑は見事なモザイク模様を描き、木によっては百年の樹齢を有するこの畑では、各木がその年々のワインに独自の魔力を加えているのです。同時に畑は常に進化段階に置かれており、古木のあとを引き継ぐ若木を育てる際には並々ならぬ忍耐と精巧さと入念な管理が必要とされます。

ブドウ畑

現在、ラトゥールの生産畑は78ヘクタールに広がり、うち47ヘクタールがシャトー周辺の「ランクロ」と呼ばれる グラン・ヴァン の生産に使用される区画となっています。ランクロ区画はジロンド河口を見下ろす海抜16メートルの丘の上に広がり、北と南を2本の小川で区切られ、東はジロンド河口の「パリュ(粘土質沖積土土壌)」が境界となっています。ランクロ外に位置する30ヘクタールあまりの畑は、段階的に土地所有権を取得した「プティ・バタイエ区画」、「ピナーダ区画」等、良質な複数区画からなります。これらの畑の果実は レ・フォール・ド・ラトゥールのブレンドに使用され、より若木は ポイヤック・ド・シャトー・ラトゥールに含まれます。 畑のおよその作付比率はカベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ18%、カベルネ・フランおよびプティ・ヴェルド2%。 • カベルネ・ソーヴィニヨンは当テロワールとの相性が最も良い品種で、非常に痩せた状態の砂礫土壌では、必要不可欠な栄養分および水分を粘土質地心層から吸収するため地下深くに根を張る必要があり、同品種はこの環境をまさに有効利用して生育します。この厳選栄養吸収により、ワインに凝縮と色、タンニン豊かな骨格が加わります。 • メルロは主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンに対し、調整と和らぎを加える役割を担う品種です。主にランクロの丘の低部で栽培されています。これらの区画には砂礫層がそれほど厚く堆積しておらず、粘土石灰質層から高い粘度、ふくよかさおよび力強さを吸い上げることが出来るのです。 • その他2種類、カベルネ・フランおよびプティ・ヴェルドに関しては、最終ブレンドには極少量に限って使用されます。 ブドウ畑の植樹密度は高く(1ヘクタールあたり1万本)、各ブドウ樹が生み出す果実量が少量となるため、品質を一層高める効果を担っています。畑の品質保持および改良を目指した入念な手入れが日常的に施されています。 畑での作業内容はこちらをご参考ください。.