ブレンドおよび育成

ワインを造るにあたって、ブレンド作業は大変重要な工程です。選別し、試飲鑑定し、比較し、分析し・・・。感性、記憶、厳密さ、想像力、それら全てをワインのスタイル、思い、個性を創り出すためにバランス良く集結させるのです。ワインの骨格、活力、複雑性は育成により一層の広がりを得ます。]]>

ブレンドおよび育成

フレデリック・アンジュレおよび技術スタッフらは1月中旬から定期的に会合を開き、ジャック・ボワスノ、エリック・ボワスノ両氏と連携しながら、区画別および醸造時に選別されたセレクション別の全ワインの試飲鑑定を行います。つまり、シャトー・ラトゥールに仕上げられる最高のブレンドを決定するため、それら多種多様なワインを分析にかけるのです。次にレ・フォール・ド・ラトゥール、その後ポイヤック・ド・シャトー・ラトゥールのブレンドが決定されます。ビンテージのクオリティと全体的バランスによってプレスワインの一部がブレンドに加えられるのも同じくこの段階です。 ワインの育成は、アリエ県およびニエーヴル県域の森林から採れたフランス産オーク材の樽内で全て行われます。樽は毎年 グラン・ヴァン用に新調されます。 収穫後に迎える夏の始めまで、ワインは1年目の育成庫に保管されます。その段階では樽は密閉状態ではなく、ワインと空気のゆっくりとしたガス交換が進むよう、ボンディヨンと呼ばれるガラス栓が樽の目の上にただ置かれている状態になっています。木樽による液体吸収あるいは蒸発により、樽内のワインに目減りが起こるので、週に2度ワインを注ぎ足す作業が行われ、これをウイヤージュ(補酒)と呼んでいます。 夏の気温上昇が起こる前に、樽は2年目の育成庫へと移動され、10〜13ヶ月の育成がさらに施されます。この段階では一定温度の中、樽は密閉状態(樽の目を横に配した状態)で保管されます。 樽詰めから1年後、1樽につき4〜6個の卵白を使用してワインの清澄作業が行われます。古くから知られるこの技術により、この段階にいたるまでワイン中に残っている浮遊微粒子を樽の底に落とし込め、取り除くことが出来ます。このコラージュ(卵白清澄)から45日ほど経った時期に最終的澱引き作業を行い、透明明晰なワインと澱は完全に分離されます。 瓶詰めの時期は試飲鑑定により決定されます。フィネスと粘度はそのままに、幼年期のワインに見られがちな余りある活力が落ち着きを見せた頃、樽育成期間が長過ぎると起こりがちな平板な乾いた風味に傾いてしまう前が理想的です。