畑での作業

シャトー・ラトゥールが所有する75万本あまりのブドウ樹には、畑作業者およびトラクター運転者によって、年の12ヶ月、栽培・管理が行われています。日々一年を通じて、畑の質向上を目指し、最高品質ワインを生み出す下地を整えるための入念な作業が施されています。ブドウ樹は各生育段階ごとに緻密な管理および適格な伝統的技術を必要とします。]]>

畑での作業

剪定、プリアージュ(結果母枝をワイヤーに固定する作業)、耕作、夏季摘房、その他にも摘心など、いずれも良質の植物生育を促進し、最高品質の果実に選び抜くために不可欠な作業です。 それ自体が貴重な文化遺産であるといえる畑にも、品質維持のための作業が施されています。毎年定期的に、枯れてしまった、あるいは予期せず傷がついてしまった果樹を若木に植え替えます。この作業は「コンプランタシオン」と呼ばれ、毎年全体の約2%の畑で進められています。このように部分的植替え作業を行うことで、質・量いずれの将来的ポテンシャルを維持することが出来るのです。これらの区画では、古木の持つポテンシャルはそのままに、若木はきちんとマーキングされ、古木とは別に収穫が行われます。 また、区画の平均樹齢が高くなり過ぎ、区画内の果樹の樹齢にあまりにも開きが見られるようになった場合には、一斉引き抜きおよび全植樹が実施されます。 引き抜き作業の後は、土壌の再生と浄化のため、5年の休耕期間が守られています。 数年前から環境保全の概念を重視し、使用製品に自発的制限をもうけながら畑の保全および土壌管理政策の進歩・開発に努めています。これを受けて、畑における潜在危機的要素の適格な推定管理(掠奪動生物計算、病害虫発生周期分析など)をリュット・レゾネ(減農薬)の枠内で行っています。また、栽培環境保全を目的として、有機法(天敵昆虫導入、性フェロモン剤など)および環境にやさしい製品を使用しています。 同様に化学除草剤は一切使用せず、剪定切り落し枝と植物から作られた堆肥を混ぜたオーガニック肥料を土壌に使用しています。 2008年には土壌をより大切に扱うという観点から、馬による土壌耕作作業を復活させました。これにより土壌の圧縮を妨げ、カーボンフットプリントの改善が見込まれています。畑作業スタッフらは段階的にこれら新規技術に関する研修を受け、率先して作業を進めていくことで、動物と人間そして土地との実に見事な調和と独特な環境がこの栽培アプローチにより作り出されています。畑でのその他の作業(病害処理、摘心)に関しても、現時点、耕作馬の実験的導入が図られています。 最後に、ランクロ区画内の10ヘクタールあまりでは、新たにビオディナミ農法が採用されています。 •  植物ベースの煎じ汁で作られた調合剤を加えた極微量の硫酸銅を使用した処置を、区画およびビンテージの状態により施しています。 •  月の暦に基づいて主要作業の実施日を決定します。 ブドウ畑の生物学的多様性と植物の自然治癒力を尊重した上での人的介入がなされています。 今後より広範囲の ブドウ畑 にこの栽培アプローチは適用される予定で、最上のテロワールが表現されたワインを造り出すために、ブドウ畑と土壌および環境、これらのバランスに関する理解を高め、尊重した栽培・生産を目指しています。